ホットフラッシュの正体と
更年期を穏やかに過ごす自然な工夫
ホットフラッシュの正体と
更年期を穏やかに過ごす自然な工夫
ある日、突然やってくる“熱さ”の波
「えっ…私だけ汗だくだけど、なんで?」
そう思ったのは、ある夏の日ではなく、むしろ涼しい秋の朝でした。
周囲は快適そうにしているのに、自分だけが突然カーッと顔が熱くなり、背中にはじっとりと汗が…。
これがいわゆる ホットフラッシュ。
更年期に入った女性の多くが経験する症状のひとつです。
ホットフラッシュの正体とは?
更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少します。
このエストロゲンは、自律神経に働きかけて体温や発汗を調節してくれる大切な存在。
減ってしまうと、体温調節の中枢が混乱し、「暑くもないのに発汗」、「顔が突然真っ赤になる」などの症状が起きやすくなります。
これは身体が「バランスを取れない」状態になっているサイン。
つまり、恒常性(ホメオスタシス)の低下でもあるのです。
なぜ女性に多い?男性とは何が違うの?
男性ホルモン(テストステロン)はゆっくり減少しますが、女性ホルモンは閉経前後で急激に低下します。
その落差こそが、自律神経を激しく揺さぶる原因となります。
また、女性は月経や妊娠、出産などでホルモン変化に敏感な体の仕組みを持っているため、感受性が高いのも特徴です。
整体から見る更年期ケア
整体では、体温調整や自律神経に関わる部位を整えることで、ホットフラッシュの緩和を目指します。
- 骨盤矯正:内臓やホルモン分泌の土台を整える
- 背骨・肋骨の調整:自律神経の通り道を解放する
- 首・肩周りの血流改善:のぼせ・頭重感を和らげる
エストロゲンを自然に補う暮らしの知恵
日常生活の中で、少しの工夫が大きな変化をもたらします。
🌱1. エストロゲン様作用を持つ食品をとる
- 大豆製品:納豆・豆腐・味噌(イソフラボンがエストロゲン様作用)
- 亜麻仁油やえごま油:ホルモン代謝をサポート
- ビタミンE食品:アボカド・ナッツ(抗酸化作用でホルモン維持に役立つ)
🧘♀️2. ストレスを減らし、副交感神経を優位に
笑う・深呼吸・ぬるめのお風呂などでリラックスする時間をつくりましょう。
自律神経が整えば、ホルモンバランスも自然と安定しやすくなります。
💤3. 質の良い睡眠をとる
夜10時〜深夜2時は、ホルモン修復のゴールデンタイム。
寝る前のスマホは避けて、照明を落とし、香りや音楽で心を整えましょう。
🚶♀️4. 適度な運動と体を冷やさない習慣
ウォーキングやピラティス、ストレッチなどで血流を促進し、熱を適切に逃がせる体を目指します。
特に首・肩・足首の冷えには要注意です。
まとめ:あなたらしく更年期を生きるために
更年期は決して「病気」ではなく、新たなステージへの身体の準備です。
その変化を怖がるのではなく、身体と心の声に耳を傾けながら、自分らしく向き合っていくことが何より大切。
もし不調がつらいときは、無理せず、整体や栄養、生活の専門家の力を借りてくださいね。
“あなたの自然な美しさと健やかさ”を取り戻すお手伝いが、ここにあります🌸