歯医者さんで、くいしばりがあると言われたことがある方も多いようです。
くいしばりや、歯ぎしりをすると咀嚼筋が硬くなります。ストレスを感じると奥歯を噛みしめてしまうので、なかなか避けようにないのが辛いところです。寝ている間もそうですね。
咀嚼筋とは、食べ物を噛む(咀嚼する)時に働く筋肉のことで、
・咬筋
・側頭筋
・内側翼突筋
・外側翼突筋
の4つになります。
この内、咬筋と側頭筋は体表の近く(浅層)にあり簡単に確認できますので、硬くなっていないかどうかぜひ確認してみてください。
それではまず、咬筋(こうきん)の位置の確認法です。
【咬筋の位置】
人差し指、中指、薬指の3本の指をあごのラインに当てて、奥歯を3回噛んでみます。
噛み締めた時に硬くなった筋肉が『咬筋』です。
位置がわかったらあごの力を抜いて、咬筋に指先を押し当て、円を描くようにマッサージします。
ゴリゴリしていませんか?
ゴリゴリしていたら、この筋肉が凝っています。
また、硬さに左右差はありませんでしょうか?
【咬筋が凝ると】
・咬筋が発達してエラが張り、顔が四角くなる
・頬の位置が下がって老けて見える
・ほうれい線、目の下のクマに
・首の筋肉も引っ張り、首肩こりに、また首が太く短く見えてしまう
・顎骨が引っ張られて顔の歪みに
などに繋がり、健康にも美容的にも嬉しくないので、咬筋のコリはない方が良いですね。
今度は『側頭筋』の確認をします。
【側頭筋の位置】
こめかみの辺りに3本の指を置いて、奥歯を3回噛み合わせます。
この時動いた筋肉が『側頭筋』です。
ここも同じように指先を押し当てて、円を描くようにマッサージした時にゴリゴリしますでしょうか?
パソコンやスマホを長時間使われる方は、凝っている方が多いと思います。
【側頭筋が凝ると】
・頭蓋骨が締め付けられて頭痛が起こる原因に
・眼精疲労に繋がったり、眼精疲労からも側頭筋のコリが引き起こされる
・顔を引き上げられなくなり、たるみの原因にも
逆に考えると側頭筋のコリをゆるめることで、頭痛や眼精疲労の改善や予防になり、美容的にはフェイスラインが引き締まりリフトアップし、たるみやほうれい線の改善に繋がるのですね♪
他にもコリがなくなると、血液やリンパの流れが改善され、顔色が良くなったり、美肌になったりと良いことづくめ♪
肩や背中が凝るように、お顔の筋肉も凝り固まります。
お顔のコリはご自覚のない方が多いですが、コリから解放されるととてもスッキリして楽になりますよ^ ^
【ご自分でケアする方法】
まずあごの力を抜いてから、咬筋と側頭筋それぞれに指先を優しく当て、気持ち良い圧で円を描くようにマッサージする方法が簡単です。
この時、痛いほどはやらないようにご注意くださいね。
【翼突筋(よくとつきん)】
外側翼突筋のごく一部は触れられても内側翼突筋は深部にある筋肉なので、ご自分で確認するのは難しいかと思います。
さくら流リンパケアではこの筋肉もゆるめていけますが、ここが緊張している方はここがゆるむとリラックス度がとても深まる印象です。
精神的に緊張しやすく、無意識に肩に力が入ってしまうような方、身体をリラックスすることが難しい傾向にある方も、ここをほぐすと深い眠りとともに体の力が抜けていきます。
→僧帽筋→顎関節症(写真)→二重アゴ・フェイスライン、よく噛む
さくら流リフトアップ
◎首〜デコルテのリンパ・ドレナージュ