眼圧と緑内障・白内障の違いとは?脳脊髄液・房水との関係

👁️目の不調は《脳の巡り》と
無関係ではありません
現代人に増えている「緑内障」や「白内障」。
実はこれらの目の疾患には、眼圧・房水・脳脊髄液・自律神経など、体全体の巡りと深い関係があります。
整体や自然療法の視点から、それぞれの違いとしくみ、そしてケアのヒントをやさしく解説します。
① 眼圧とは?目の中の「水圧」バランス
眼圧とは、目の中にある透明な液体「房水(ぼうすい)」によって生まれる内圧です。
房水は毛様体で作られ、前房と後房を循環しながらシュレム管を通じて排出されます。
この循環が滞ると、眼圧が上がり、視神経に負荷がかかる原因になります。
② 緑内障とは?眼圧で視神経がやられる病気
緑内障は、房水の排出がうまくいかず眼圧が慢性的に上がることで、視神経が圧迫されて徐々に視野が欠けていく病気です。
- 初期は自覚症状が少なく、気づかれにくい
- 治療の基本は「眼圧を下げること」
- 進行すると視神経が回復できず、視野の一部が失われる
また、眼圧が正常でも起こる「正常眼圧緑内障」もあり、日本人に多いとされています。
③ 白内障とは?水晶体の“濁り”による視力低下
白内障は、目の中の水晶体が白く濁っていく現象で、年齢とともに誰でも進行する「老化現象」の一つでもあります。
- 視界がぼやける・かすむ・まぶしい
- 進行はゆっくりで、緑内障のような視野欠損はなし
- 酸化ストレスや紫外線、糖尿病などがリスク因子
白内障と緑内障は原因もメカニズムも全く異なるものですが、両方とも「目の循環」と「代謝の滞り」が関係しています。
④ 脳脊髄液と房水の関係性とは?
房水と脳脊髄液は、どちらも血液から濾過されてできる透明な体液であり、体の“圧と循環”のバランスを支えています。
- どちらも血液脳関門/血液房水関門という「フィルター」で制御
- 圧が上がると視神経乳頭の腫れ(うっ血乳頭)などが起こることも
- 自律神経の乱れやストレスで、循環が停滞しやすくなる
つまり、目の中の「房水」と脳や脊髄を潤す「脳脊髄液」は、間接的に連動しているのです。
⑤ 整体によるアプローチ:目の巡りを回復させる
さくら整体院では、目と脳の関係性を踏まえた以下のような施術を行っています:
- 頭蓋骨の調整:眼窩・側頭骨・蝶形骨などの緊張をゆるめ、脳脊髄液の流れを促進
- 首〜耳周囲のリリース:静脈・リンパ・神経のうっ滞を流す
- 姿勢矯正:首肩の筋緊張を整え、頭部の血液循環をサポート
特に目の奥が重い・視界がかすむ・目が乾くなどの不調には、頭部の整体的ケアが非常に有効です。
💡整体師がすすめる目にやさしいセルフケア3選

目の疲れ・視界のかすみ・眼圧の不安を感じている方へ。
整体的視点から、毎日できるやさしいセルフケアをご紹介します。
① 目の温め(ホットタオル)
蒸しタオルやホットアイマスクで3~5分間、目の周囲を温めましょう。
血流が促され、房水や涙液の循環が整い、目の奥の緊張が和らぎます。
② 深い鼻呼吸(腹式呼吸)
鼻から吸って口から吐く呼吸を4秒吸って6秒吐くペースで5セット。
呼吸が深まることで自律神経が整い、脳や視神経への酸素供給が向上します。
③ 眼球運動(眼のストレッチ)
- 上・下・左・右をゆっくり見る(各3秒)
- 眼球をぐるりと回す(時計回り・反時計回り 各3周)
眼の筋肉や神経が活性化し、視界がスッキリ・目の老廃物の排出も促進されます。
目のケアは、単なる「アイケア」ではなく、脳・神経・呼吸・全身の巡りを整えるケアです。
毎日のちょっとした習慣で、視力や眼圧へのやさしい予防につなげましょう。
🍀 まとめ 👀✨
目の不調は《全身の巡り》から整える時代へ
- 緑内障は「房水の詰まり」、白内障は「水晶体の濁り」
- 眼圧の変動には脳脊髄液・血液・自律神経が関係している
- 目の不調は“目だけの問題”ではなく、脳・神経・循環の鏡
目が疲れる、見え方に違和感がある…そんな時こそ、体全体の巡りを整える視点が大切です。
ぜひ整体やセルフケアで、目と脳のリズムを取り戻してみてください。
さくら整体院では、目と脳の関係を重視した施術を行っています。
目の疲れや視界の違和感が気になる方も、ぜひご相談ください🌸