五臓六腑とは?
東洋医学と現代医学の接点と整体アプローチ
「五臓六腑が整えば、体も心も軽くなる。」
この東洋医学の叡智を、現代の生活に活かすにはどうすればよいのでしょうか?
本記事では、五臓六腑の基本から、現代医学との関係、そして整体で整えるための実践法まで、わかりやすく解説いたします。

🌿 五臓六腑とは?
東洋医学では、内臓の機能を「五臓六腑」と呼びます。これは単なる臓器の名前ではなく、それぞれの役割やエネルギーの働き、気・血・津液の流れを意味します。
分類 | 名称 | 主な機能 |
---|---|---|
五臓 | 肝・心・脾・肺・腎 | 気・血・津液の生成と貯蔵、感情・精神・生命力の保持 |
六腑 | 胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦 | 消化・吸収・排泄、体液や気の巡りの調整 |

🔬 現代医学とのつながり
現代医学では、臓器は構造的・生理的に定義されますが、東洋医学では「機能と関係性」に焦点を当てています。
東洋医学の臓腑 | 現代医学との対応 | 関連ホルモン・神経 |
---|---|---|
肝 | 肝臓・前頭葉・自律神経 | セロトニン、自律神経バランス |
心 | 心臓・脳幹・情動系 | 交感神経、ドーパミン |
脾 | 膵臓・小腸・視床下部 | インスリン、GLP-1 |
肺 | 肺・免疫系・呼吸器 | 副腎皮質ホルモン、オキシトシン |
腎 | 腎臓・副腎・性腺 | テストステロン、エストロゲン、抗利尿ホルモン |
🏙 現代生活が及ぼす五臓六腑への影響
- 肝:ストレス・スマホの使いすぎで自律神経が乱れ、情緒不安定や頭痛に。
- 脾・胃:冷たい飲み物・添加物・糖質過多が消化力を低下させ、疲れやすくなる。
- 腎:睡眠不足・過労・性疲労によりホルモンバランスが崩れ、老化や不妊に繋がる。
💆♀️ 整体でできる五臓六腑ケア
臓腑 | 整体アプローチ | 期待される効果 |
---|---|---|
肝 | 肩甲骨・肋骨周辺のリリース | 自律神経安定、ストレス緩和 |
心 | 胸郭調整・姿勢矯正 | 呼吸深度UP、安心感 |
脾 | 腹部整体・内臓調整 | 消化力UP、むくみ改善 |
肺 | 胸椎・肋間の弾力改善 | 免疫UP、呼吸改善 |
腎 | 骨盤・仙骨・足裏刺激 | ホルモン調整、冷え改善 |
🌈 セルフケアのすすめ
- 肝:夜10時までに就寝、湯船でリラックス
- 脾・胃:温かい食事、朝の白湯習慣
- 腎:足湯・よもぎ蒸し・深呼吸
📝 まとめ
体を整えることは、五臓六腑を整えること。
そしてそれは、自分の中のエネルギーとリズムを取り戻すことにつながります。
奈良市・さくら整体院では、五臓六腑の理論をもとにした全身調整コースや、腎を強める黄土よもぎ蒸しとの組み合わせメニューもご用意しております。
なぜ内臓の漢字には「月へん」が使われるの?
内臓や筋肉など身体の部分を表す漢字に多く見られる「月へん(⺼)」ですが、これは実は「月(Moon)」ではなく、「にくづき(肉月)」と呼ばれる部首です。
「肉月(⺼)」は「肉」の字から派生した形であり、主に身体のパーツや臓器を示す漢字に用いられています。以下に主な例を挙げてみましょう。
漢字 | 読み | 意味 | 月へんの役割 |
---|---|---|---|
肝 | かん | 肝臓 | 身体の臓器(肉体) |
胃 | い | 胃 | 同上 |
腎 | じん | 腎臓 | 同上 |
肌 | はだ | 皮膚 | 同上 |
肩 | かた | 肩の部位 | 同上 |
🌕 月と臓器は関係あるの?
「月へん」はMoonの意味ではありませんが、東洋医学の考え方では月のリズム(月齢)と臓器の働きには深い関係があるとされます。
- 月経やホルモンの変化は月齢とシンクロしやすい
- 五行思想では、臓器と感情・季節・自然現象(月・潮など)が結びついている
つまり「月へんの漢字」は肉体の部位を意味していますが、
東洋的な視点では “月のリズムと内臓” は感覚的・理論的にもつながっていると解釈できます。
女性の身体と月のリズムが共鳴しやすいのは、単なる迷信ではなく自然と身体の深い共鳴の現れなのかもしれません🌝✨

「 飲食養生鑑 」 歌川国貞
人体の機能を小人に擬人化して描かれた江戸時代の錦絵。
小人とのセリフとともに五臓六腑の働きを一般の人の身体観、養生観を教育するために描かれた。