:東洋医学と自然の神秘を読み解く
🌕五臓と五行の関係 × 月齢リズム
古来より、私たちの内臓(五臓)と自然界のリズムには密接なつながりがあると考えられてきました。
とくに東洋医学においては、「五臓」と「五行(木・火・土・金・水)」の関係が重要視され、それぞれの臓器は宇宙のエネルギーと共鳴するとされています。
🌳五行と五臓の関係性

- 木:肝(かん)→ 春・成長・解毒・自律神経
- 火:心(しん)→ 夏・循環・精神・血脈
- 土:脾(ひ)→ 季節の変わり目・消化・免疫
- 金:肺(はい)→ 秋・呼吸・皮膚・免疫
- 水:腎(じん)→ 冬・生殖・老化・ホルモン
この五臓は、ただの内臓器官としてではなく、「エネルギー的な機能」を含む広義の意味合いで捉えられています。

さらに、月の満ち欠け=月齢のリズムもまた、人体の水分やホルモン、情緒や排泄機能に影響を与えるとされ、現代でも月経周期・睡眠ホルモン(メラトニン)・出産など、月齢にまつわる人体リズムは科学的にも注目されています。


🌑【新月 × 木 × 肝】
キーワード:再生・芽吹き・浄化
新月は“無”から生まれる“始まりの時”。
五行で「木」に対応する「肝」は、春の訪れのように“成長と再出発”を象徴します。
肝は「気と血の巡り」を司る臓器。新月の静寂と共に、体と心をリセットし、未来に向かう準備が整うタイミングです。
🌿おすすめケア:深い呼吸、早寝、デトックスハーブ、ストレッチ
⸻
🌓【上弦の月 × 火 × 心】
キーワード:情熱・交流・発信
月がぐんぐんと満ちていくこの時期は、「火」に対応する「心」が活性化。
夏のように情熱と喜びが高まり、心臓と血流がダイナミックに動き出します。
交感神経が刺激され、やる気・直感・交流が活発になります。
ただし過剰になると、動悸やイライラとして現れることも。
🌿おすすめケア:心拍を整えるウォーキング、カカオ、ハートチャクラを意識した瞑想
⸻
🌕【満月 × 土 × 脾】
キーワード:安定・実り・感謝
満月は“ピークのとき”。
「土」に対応する「脾」は、体内での“栄養の消化・吸収”を担当し、感情では「思慮深さ」を司ります。
月の光と引力により体内の水分バランスやホルモン変動がピークに達し、自律神経が乱れやすく、イライラ・不眠・むくみ・過食が起きやすい時期です。
また、女性ホルモンのエストロゲンが最も高まるこの時期は、美肌や若返りの力が増し、感性も豊かになります。
同時に、PMSや排卵による不調が起きやすくなるのもこの時期。
🌿おすすめケア:よもぎ蒸し、骨盤ケア、アロマで副交感神経を整える、感謝の journaling
⸻
🌗【下弦の月 × 金 × 肺】
キーワード:浄化・整理・手放し
月が欠けていく下弦のフェーズは、“そぎ落としと整理”のエネルギー。
「金」に属する「肺」は、呼吸や皮膚、免疫力、そして“感情の手放し”にも関わります。
この時期は、体も心も不要なものを外へと出すタイミング。呼吸を整えることで、メンタルの整理整頓も進みます。
🌿おすすめケア:白い食材(大根、れんこん)、乾布摩擦、ゆっくりとした呼吸法、日記で感情の放出
⸻
🌘【朔望・闇の月 × 水 × 腎】
キーワード:静寂・蓄積・潜在力
月の光が最も少なくなる“朔望(さくぼう)”の時期は、冬のような静けさと深い休息の時。
「水」に属する「腎」は、生命力・老化防止・ホルモンバランスを司る、まさに“生命の根源”のような存在です。
この時期は、目に見えないところで“精(エッセンス)”を蓄えるとき。焦らず、無理せず、内側に意識を向けましょう。
🌿おすすめケア:足湯、腹巻き、寝る前の瞑想、黒豆や黒ゴマなど腎を養う食材
🌙まとめ:月と五臓の共鳴で、体と心は整う
私たちの身体は、宇宙と響き合いながら生きています。
五行のサイクルと月齢リズムを重ねると、「その時に最も働くべき臓器」が浮かび上がってきます。
現代では忘れられがちなこの自然のリズムを意識することで、不調の予防、美しさ、心の安定が訪れます。
特に女性の身体は、月の満ち欠けに深く呼応しています。
月の力に寄り添うことで、本来の自分らしさと美しさが、静かに、確かに花開いていくのです。
🌿月と五臓のリズムに寄り添うセルフケアとは?
月齢に応じたおすすめケアをいくつかご紹介します:
- 新月:腎を癒す足湯、腹巻、よもぎ蒸し
- 満月:肝のデトックスを促す深呼吸、肋骨ほぐし、温灸
- 下弦の月:肺を整えるウォーキング、乾布摩擦、白い食材(大根、白きくらげなど)
現代人の多くは、自然のリズムを忘れた生活を送っています。
しかし、月のサイクルを意識し、五臓のケアに役立てることは、心と体の調和を取り戻すための大きなヒントとなるでしょう。
2