不眠・入眠困難を整体で整える|深く眠るための体と神経の準備

入眠困難・不眠症でお悩みの方へ|整体師が伝えたい《眠れる体のつくり方》
最近、整体に来られるお客様から「寝つきが悪くて…」「夜中に何度も目が覚める」といった不眠や入眠困難のご相談をよくお聞きします。
「疲れているはずなのに眠れない」「眠らなきゃと思うほど目が冴える」。。そんな辛さ、よくわかります。
でも、ちょっと視点を変えてみると、
「眠れる体の準備」ができていないだけかもしれません。
🥪 ご飯を食べながら走れないのと同じ原理?
入眠困難の状態を、よく“パン食い競争中にご飯を食べようとする”例えでお話します。
つまり、日中の興奮(=交感神経モード)が続いているままでは、いくら眠ろうとしても消化(=睡眠)が進まないのです。
夜になっても思考が止まらず、筋肉も緊張しっぱなしでは、体も脳も「眠る準備」ができません。
ストレッチで筋肉をゆるめ、
副交感神経に切り替える☘️
そんなときにおすすめしたいのが、就寝前の簡単なストレッチや深い呼吸。
肩・首・腰回りなど、日中の緊張が溜まりやすい部位をゆっくり伸ばすことで、筋肉がゆるみ、神経も静かに落ち着いていきます。
ストレッチをしながら「今日あった嫌なこと」を思い出さないようにしてみてください。
頭をからっぽにし、今この体に意識を向けることが、副交感神経のスイッチです。
実は睡眠の中には2つの【回復処理】がある
睡眠中、脳はこんな2つの役割を果たしています。
- 🧠 記憶の整理(思考・感情・情報)…約2時間
- 💪 肉体の疲労回復(筋肉・内臓・ホルモン)…約4時間
この2つの処理は同時並行で行われるため、最低でも4時間眠れれば、体はかなり回復するという研究報告もあります。
「眠れない」と焦るより、
「今は体を整えておこう」と発想を変えてみましょう。
眠れない夜こそ、体を緩めるチャンス👌
横になっても眠れないとき、無理に寝ようとせず、
足の裏をほぐす、骨盤をゆらす、腹式呼吸をしてみるなど、体を緩めることに意識を向けてみてください。
その動き自体が血流を促し、リンパの巡りを整え、排泄力まで高まっていきます。
夜のストレッチは「眠りの準備運動」。
翌朝のコンディションが変わり、自然と“眠れる体質”に変わっていきます。
整体は《眠れる体の土台づくり》🪴🚿
姿勢の歪みや緊張した筋肉、滞った内臓周囲の血流…
これらはすべて、副交感神経の働きを阻害し、眠りの質に大きく関わっています。
整体では、体の深層にアプローチし、自律神経のバランスを整えることで、自然な眠りを取り戻すお手伝いをしています。
🌕 眠れない夜にこそ《体の声》を聴いてあげて👂
不眠や入眠困難は、心の問題だけではありません。
眠れない=体の緊張や神経の興奮がまだ続いているサイン
だからこそ、焦らず、無理せず、体をやさしくほぐし、副交感神経にバトンタッチしてあげましょう。
睡眠は「努力」ではなく「環境と習慣」。
巡る体と落ち着いた神経が、あなたに深い眠りを運んでくれます🌙
《更年期を乗り越える リンパ&ピラティス整体シリーズ》
🔗 第1回:ホットフラッシュと体温調節の乱れ
🔗 第2回:ホルモンと美容の関係
🔗 第3回:骨盤ケアで整えるホルモンバランス
🌸 第4回:睡眠トラブルと“眠れる体”のつくり方
🔗 第5回:便秘・むくみ・冷え…巡りの滞りを整える方法