ミトコンドリアとは?働きと活性化ポイントを奈良の整体師が分かりやすく解説してみます!

ミトコンドリアとは?働きと活性化ポイント
ミトコンドリアは細胞の中にある「超小型のエネルギー工場」です。全身には約1000兆個の細胞があり、それぞれがミトコンドリアによってエネルギーを生み出しています。
ミトコンドリアの役割は「ATP(エネルギー通貨)」をつくること
人が生きて動けるのは、ATPというエネルギーがあるからです。体温維持・ホルモン分泌・代謝・思考まで、すべてATPが関わっています。
- 立つ・歩くなどの筋肉の動き
- 食べたものを消化吸収する内臓の働き
- 呼吸・心臓の拍動
- ホルモンバランスの調整
- 集中・記憶・思考などの脳の働き
ミトコンドリアが弱るとどうなる?
ミトコンドリアの働きが落ちると、体の「発電量」が下がります。その結果、次のような不調が出やすくなります。
- 疲れやすい・回復が遅い
- 太りやすい・むくみやすい
- 冷えやすい・手足がいつも冷たい
- 集中できない・頭がぼんやりする
- 肌や髪のツヤがなくなる
- 老け込みやすい・免疫力低下
ミトコンドリアが元気な人の特徴
逆に、ミトコンドリアが活発に働いている人は、全身のエネルギー循環がスムーズです。
- 疲れにくく活動量が多い
- 太りにくく、代謝が高い
- 冷えにくく、体温が安定している
- 肌・髪にツヤがある
- 集中力が高く、メンタルも安定しやすい
- 長寿遺伝子(サーチュイン)の働きも良くなるとされる
ミトコンドリアを活性化する ⑦つの方法
① 呼吸を止めない「軽い負荷」の運動
ピラティス・整体エクササイズ・バレエなど、呼吸を止めずに「大きくゆっくり動く」運動がおすすめです。
ミトコンドリアは軽い運動を続けることで「エネルギー工場を増設」し始めます。
② 寒暖差刺激(ホルミシス効果)
適度な寒暖差は、ミトコンドリアを鍛えるスイッチになります。
- 朝シャワーの最後10秒だけ冷水を浴びる
- 首元や胸に外気や風を当てる
- 季節を問わず、短時間の外気浴をする
寒さへの適応で、褐色脂肪細胞やUCP1の働きが高まり、脂肪燃焼スイッチが入りやすくなります。
③ 深呼吸と胸郭(肋骨)の柔軟性アップ
酸素が入らなければ、ミトコンドリアは働けません。猫背・巻き肩は最優先で整えたいポイントです。
- 肋骨を広げるストレッチ
- 横隔膜まわりのリリース
- 呼吸を意識したピラティス
呼吸が深くなると、酸素と血流がセットで増え、ミトコンドリアの栄養になります。
④ 内臓温度を上げる
内臓温度が1℃上がると、ATP産生量はおよそ10〜15%アップすると言われています。
- よもぎ蒸し・ハーブ蒸し
- 深層リンパケア
- 巡ループ整体
- 骨盤・肋骨矯正で血流改善
「冷えた内臓」を温めることで、ミトコンドリアが働きやすい環境をつくります。
⑤ ミトコンドリアの栄養をしっかり摂る
ミトコンドリアがエネルギーを生み出すには、燃料だけでなく「補酵素」や「ミネラル」も重要です。
- ビタミンB群
- 鉄
- 亜鉛
- マグネシウム
- CoQ10(コエンザイムQ10)
- オメガ3脂肪酸
特におすすめの食材:黒ごま/海藻/カカオ/ナッツ/黒豆 など
⑥ 空腹時間でミトコンドリアを自己修復させる
空腹は、細胞の「お掃除タイム」です。ミトコンドリアの自己修復が進み、若返りスイッチ(ミトホルミシス)が入ります。
- 夜遅くに食べない
- 間食を減らして胃腸を休める
- 体調を見ながら、16時間ファスティングを取り入れる
⑦ 酸化ストレスを減らす
ミトコンドリアは「酸化ストレス」に弱い構造です。次のようなものは控えめにしましょう。
- 食品添加物・加工食品
- トランス脂肪酸
- 過剰な砂糖・甘い飲み物
- 強いストレス・睡眠不足
- 身体の歪みによる慢性的な血行不良
- 静電気体質(乾燥しすぎ・化学繊維の着すぎなど)
整体でミトコンドリアをサポートできる理由
整体は、ミトコンドリアそのものに直接触れるわけではありませんが、「働きやすい環境」を整えることができます。
- 肋骨・骨盤矯正で呼吸力アップ
- 巡ループ整体で血流・リンパの流れを改善
- バレエピラティスで姿勢と呼吸を同時に整える
- 深層リンパで老廃物の排出をサポート
- よもぎ蒸しで内臓を温める
- セルフストレッチ指導で、ミトコンドリア活性を習慣化
「細胞レベルで疲れている人」を中から元気にしていくのが、さくら整体院の整体の考え方です。
まとめ:ミトコンドリアは身体の《発電所》
冷え・疲労・老化・代謝低下は、すべて「細胞のエネルギー不足=ミトコンドリアの働き低下」が背景にあります。
ミトコンドリア活性のポイント
- 呼吸しながら動く軽い運動
- 適度な温度差を利用する
- 内臓を温め、血流を良くする
- 良質な油とミネラルを摂る
- 空腹時間で細胞の修復を促す
- 添加物・過剰な砂糖・ストレスを減らす
ミトコンドリアを整えることは、「疲れない・太らない・老けにくい身体づくり」そのものです。整体と生活習慣を組み合わせて、内側からエネルギーがあふれる毎日を目指していきましょう。






