こりをほぐすと、なぜ心まで軽くなるのでしょうか。
心身一如の視点から、筋肉の緊張とストレス、自律神経、そして「巡り」の関係を、整体の現場経験をもとに分かりやすく解説します。
施術中に思わず声が出たり、ため息が漏れたりすることがありますが、それは我慢が足りないのではなく、身体と神経が“安全モード”へ切り替わったサインです。
こりがゆるむ時、心も同時にゆるみ始めます。
身体から整えることは、そのままメンタルケアにもつながります。
奈良市さくら整体院が大切にしている、心と身体の整え方です。
心身一如とストレス発散
こりがゆるむ時、心も同時にほどけています
「心身一如(しんしんいちにょ)」とは、心と身体は別々ではなく、ひとつの働きとしてつながっているという考え方です。
さくら整体院の施術現場でも、この原理を日々はっきりと実感します。
強くこり固まった部分を丁寧にゆるめていくと、思わず声が出たり、ため息が漏れたり、呼吸が深くなったり…。時には涙がにじむ方もいらっしゃいます。
これは単なる「痛い」「気持ちいい」の反応ではなく、ため込んでいた緊張とストレスが抜けていく“放出反応”でもあります。
身体の「こり」は、感情の履歴でもあります
こりは、姿勢や筋肉疲労だけで起こるものではありません。
我慢・緊張・不安・怒り・プレッシャーなど、感情ストレスが積み重なった結果として、身体に刻まれることがよくあります。
人はストレスを受けると無意識に、呼吸が浅くなり、肩が上がり、歯を食いしばり、胸が縮みます。
この状態が長期化すると、筋肉は「常に緊張したまま」のモードになり、血流やリンパの巡りが滞っていきます。
つまり、こり=物理的な滞りであると同時に、感情の滞りでもあるのです。
施術中のうめき声・ため息は《神経が安全解除されたサイン》
施術中に声が出る、ため息が漏れる、呼吸が深くなる。
これは「弱いから」「我慢が足りないから」ではありません。
自律神経の観点で見ると、交感神経(緊張)→副交感神経(休息)への切り替えが起きたサインです。
身体が「安全だ」と感じた瞬間、神経のブレーキが外れ、押し込めていた緊張が自然に外へ逃げ始めます。
その出口として多いのが、声・ため息・呼吸です。
これは身体が勝手に行う、とても正常な回復反応です。
もし「ほぐさない」まま抱え続けたらどうなるの
こりや緊張を「感じないようにする」「見ないふりをする」状態が続くと、身体はずっと緊張モードで走り続けます。
- 眠りが浅い
- 疲れが抜けない
- 気力が湧かない
- 考えがネガティブに偏る
こうした変化は、気合いや根性ではどうにもなりません。
循環(血流・リンパ・呼吸)の停滞が、メンタルの重さを作ることもあるからです。
物理的な「詰まり」が、心を重くする理由
巡りが滞ると、脳や神経系に必要な酸素・栄養・ホルモンの運搬効率が落ちます。
これは例えるなら、エンジンに燃料が届きにくい状態です。
すると、集中力・意欲・回復力が落ちやすくなり、「気持ちが沈む」方向に引っ張られやすくなります。
心の問題だけではなく、巡りの問題が精神面に直結するというわけです。
身体のストレッチは、心のストレッチ
筋肉をゆるめることは、単に柔らかくするだけではありません。
- 呼吸が深くなる
- 神経の圧迫が減る
- 血流・リンパの巡りが戻る
この変化がそろった瞬間に、心も「ふっ」と緩みやすくなるのです。
整体で起きる変化は精神論ではなく、神経生理学的な回復反応として説明できます。
まとめ 🌸 巡りが戻ると、心も戻る
巡りとは、血流やリンパだけでなく、呼吸、神経伝達、感情の流れまで含む概念です。
こりをほどくことは、身体の詰まりを解消し、心の出口を作ることでもあります。
「心身一如」という言葉の通り、身体がゆるめば、心もまた自然にほどけていきます。
さくら整体院では、ただ固い場所を押すのではなく、呼吸・姿勢・自律神経のバランスから整え、巡りが戻る方向へ導く施術設計を大切にしています。
「最近ずっと張りつめている」「休んでも疲れが抜けない」そんな方ほど、一度“巡りのスイッチ”を入れ直しにいらしてください。






