「最近、目が乾きやすい」「夕方になると頭が重い」「肩こりとセットで頭痛が出る」
そんなお悩みを抱える方はとても多くいらっしゃいます。
実はこれらはバラバラの症状ではなく、眼精疲労をきっかけに起こる“連鎖反応”であることが少なくありません。
目は脳と神経で直結した、とても繊細な感覚器です。
疲労や乾燥が続くと、その緊張はこめかみ・後頭部・首・肩へと広がっていきます。
目薬で潤いを補うことは、頭痛にも意味がある?
はい、一定の効果が期待できるケースはあります。
目が乾くと、無意識にピントを合わせようとして、眼球周囲の筋肉や神経が緊張します。
目薬で潤いを補うことで、
- 目の表面刺激が減る
- 神経の興奮が落ち着く
- 目の「頑張りすぎ」が一時的に緩む
その結果、頭痛が軽くなる方もいらっしゃいます。
ただし、これはあくまで対症的なケア。
根本的には「なぜ目が頑張り続けているのか」を整える必要があります。

整体で診る、眼精疲労タイプの頭痛・肩こりの特徴
整体の現場で、眼精疲労由来の不調がある方には、次のような共通点が見られます。
- 後頭部(首の付け根)が硬い・痛い
- こめかみの左右差が強い
- 首や肩のどちらか一方だけが凝る
- 呼吸が浅く、胸や肋骨が動きにくい
特に重要なのが、後頭部〜首の深部筋の緊張。
ここは、目からの神経情報や血流・リンパの出口にあたる場所です。

整体でおすすめしたい改善ポイント
眼精疲労が引き金になっている場合、整体では「目」そのものよりも、
目の緊張を受け止めている場所を整えていきます。
① 後頭部・首の付け根をゆるめる
後頭部がゆるむと、
- 頭部の血流が改善
- 神経の興奮が鎮まる
- 目の奥の圧迫感が抜けやすい
結果として、頭痛・目の重さが同時に楽になるケースが多く見られます。
② 肩・鎖骨・肋骨の動きを取り戻す
目の疲れが強い方ほど、肩がすくみ、胸が閉じ、呼吸が浅くなっています。
整体でこのエリアを整えると、
- 酸素供給が改善
- 自律神経が落ち着く
- 肩こりが「戻りにくく」なる
③ 左右差を整える(視力差・使い癖)
視力差や利き目によって、頭や首は無意識に左右非対称になります。
整体では、
- よく頑張っている側を休ませる
- 使われていない側を目覚めさせる
このバランスを整えることで、片側だけの頭痛・肩こりが和らぎやすくなります。
日常でできるセルフケアのヒント🍀
整体とあわせて、日常では次のようなケアがおすすめです。
- 目薬で「潤いの入口」をつくる
- 後頭部や首を温める
- 深くゆっくり呼吸する時間をつくる
- 水分とミネラルを意識する
目・頭・首・肩は、すべて一本の流れでつながっています。
💡まとめ
眼精疲労は、単なる「目の疲れ」ではありません。
潤い不足や神経の緊張が重なることで、頭痛や肩こりの引き金になります。
目薬で潤いを補うことも大切ですが、
整体で全体の巡りとバランスを整えることで、症状はより根本から変わっていきます。
「目が楽になると、頭も肩も軽くなる」
そんな変化を、ぜひ体感してみてください。
さくら整体院では、日々たくさんの方のお身体に触れる中で、
「目が楽になると、頭まで軽くなる」
「肩がゆるむと、気持ちまでふっと楽になる」
そんな瞬間を何度も見させていただいています。
不調は、身体からの小さなサイン。
無理に我慢せず、やさしく整えてあげることで、身体はきちんと応えてくれます。
これからも、なるべくお金をかけず、日常の中でできるケアを大切にしながら、
皆さまの毎日が少しでも楽になるお手伝いができれば幸いです🌸






