カテゴリー:健康コラム/整体学・リンパ療法/巡り・未病ケア
錬金術の象徴図とは?整体・リンパ視点で読み解く「人体の設計図」
この画像は The Alchemical Table of Symbols(錬金術の象徴一覧表) と呼ばれるもので、
中世〜近世ヨーロッパの錬金術思想を体系的に可視化した「象徴の辞典」のような図版です。
単なる記号の一覧ではなく、
自然・物質・時間・人体・精神・宇宙観までを一つの法則で捉えた世界観が、一枚の図に凝縮されています。
整体・リンパの視点で見ると、この図はまさに
「人体の巡りと回復の仕組みを示した設計図」と読み替えることができます。

まず全体像から|錬金術図は6つの層で構成されている
この象徴図は、大きく分けて次の6つの層から成り立っています。
- 四大元素(Elements)
- 物質・金属・化学的素材
- 錬金術的プロセス(変化の工程)
- 天体・惑星・曜日・時間
- 黄道十二宮(星座)
- 象徴的イメージ(中央の獣と都市)
ここから分かるのは、錬金術が単なる「化学」ではなく、
自然哲学・医学・天文学・精神修養を統合した学問だったということです。
① 四大元素|体の基本バランスを表す考え方
左下に描かれている三角形の記号は、錬金術の基礎となる四大元素を表します。
- 火(Fire)
- 水(Water)
- 空気(Air)
- 土(Earth)
これらは物質の性質だけでなく、
人体の体液・気質・感情・精神状態まで含めて表現したものです。
整体の視点で読み替えると、次のように対応します。
| 元素 | 整体・リンパ視点 |
|---|---|
| 火 | 代謝・体温・交感神経・筋緊張 |
| 水 | 体液循環・リンパ・血流 |
| 空気 | 呼吸・自律神経・神経伝達 |
| 土 | 骨格・内臓の安定・支持力 |
不調とは、どれか一つが不足・過剰になり、
全体の巡りが崩れた状態とも言えます。
② 金属と物質|身体と心の状態を表す象徴
図の中央から上部には、多くの金属や素材の記号が並びます。
これは単なる物質分類ではなく、身体や精神状態の比喩です。
- 金(太陽)=生命力・統合
- 銀(月)=循環・感受性・リンパ
- 水銀(水星)=変化・神経・媒介
- 鉛(土星)=重さ・停滞・慢性化
特に銀=巡り・伝導・媒介という考え方は、
リンパや体液循環の働きと非常によく一致します。
③ 日用品や自然物|体は一つの実験場
塩・硫黄・炭・酢・灰・木・油など、
身近な素材が多く描かれているのも特徴です。
錬金術では、
台所・工房・人体はすべて同じ「実験場」と考えられていました。
これは「体そのものが坩堝(るつぼ)」という思想を象徴しています。
④ 錬金術的プロセス|回復の流れそのもの
錬金術には、物質が変化していく一定の工程があります。
整体的に見ると、これは回復のプロセスそのものです。
- 分離:痛みや違和感として自覚される
- 溶解:筋や巡りがゆるみ始める
- 結合:左右・上下の連動が戻る
- 定着:自然な姿勢が保てる
⑤ 時間と周期|体はリズムでできている
この図では、時間や季節も重要な要素として描かれています。
季節・時間帯・睡眠・月のリズムが体調に影響するのは、
時間も体の一部だからです。
⑥ 星座と象徴|体と宇宙の対応関係
黄道十二宮は、人体の部位や気質と結びつけて考えられていました。
これは、整体・内臓調整・リンパケアと非常に親和性の高い発想です。
中央のライオンとドラゴン|統合の象徴
中央に描かれた二体の獣は、
意識と無意識、緊張と回復のバランスを象徴しています。
その奥にある都市は、
身体・精神・環境・巡りが調和した完成形を表します。
まとめ|この図が伝えている本質
体・物質・心・時間・宇宙は、すべて同じ法則で循環している。
あなたが大切にされている
「巡り」「未病」「整える」という考え方は、
錬金術的世界観の現代的な表現と言えるでしょう。
整体とは、壊れた体を直す行為ではなく、
本来の巡りが自然に回り出す環境を整えることなのです。



