
肩こり・腰痛・四十肩は「肩だけの問題」ではありません。
スマホ・デスクワーク・育児姿勢による猫背・巻き肩は、呼吸・内臓・血流・排泄・自律神経まで影響します。
姿勢を整えることは、未病を防ぐ“最短ルート”です。
スマホ・デスクワーク・育児姿勢の猫背・巻き肩は、肩こり腰痛だけでなく呼吸・消化・便秘・冷え・生理不調まで波及。臓器と巡りの視点で未病のうちに整える方法を解説。

猫背・巻き肩が「臓器の不調」を呼ぶ理由
スマホ姿勢・デスクワーク・育児疲れの未病ケア
さくら整体院(奈良院)
「肩こりが取れない」「腰が重い」「腕が上がりにくい」
こうした悩みを抱えて来院される方の多くが、実は肩そのものより先に、日常の姿勢が崩れています。
スマホ、デスクワーク、抱っこ、授乳、家事。
現代の生活は、気づかないうちに前かがみと内巻き(巻き肩)を積み重ねます。
そしてこの姿勢の崩れは、肩こり・腰痛・四十肩の原因になるだけではありません。
胸やお腹のスペース(胸郭・横隔膜・腹圧)を狭め、内臓の働き、血流、巡り、排泄、自律神経にまで連鎖していきます。
🌸 転ばぬ先の杖(健康)と《美姿勢》
肩こり・腰痛・四十肩は「肩だけの問題」ではありません。
猫背・巻き肩は呼吸を浅くし、内臓を圧迫し、巡りと排泄を落とします。
姿勢を整えることは、未病を防ぐ“最短ルート”です。
① 猫背・巻き肩は「肩だけ」の問題ではありません
猫背・巻き肩が続くと、身体の中では次のことが同時に起きています。
- 頭が前に出る(首が支える負荷が増える)
- 胸郭がつぶれる(呼吸が浅くなる)
- 肩甲骨が外へ開く(腕が上がりにくくなる)
- 肋骨が下がる(横隔膜が動きにくい)
- 骨盤が後傾しやすい(腰が支えづらくなる)
- 内臓のスペースが狭まる(消化・循環・排泄が落ちる)
つまり、姿勢の崩れ=構造の崩れです。
構造が崩れたまま「肩だけ」「腰だけ」を揉んでも、根本の負荷が残るので戻りやすくなります。
② スマホ姿勢で首の負担は2倍以上に:首こり・肩こりの正体
頭は体重の約1割前後の重さがあり、通常は体幹の真上に乗ることで首や肩への負担を最小限にしています。
しかしスマホ姿勢のように頭が前に傾くほど、首は“テコ”のように引っ張られ、支える負担が急増します。
この状態が積み重なると、首・肩は「常にブレーキを踏み続ける筋肉」になり、血流は落ち、だるさ・重さ・痛みが慢性化します。

【スマホ姿勢で首の負担は2倍以上に】
さらに厄介なのは、首の負担が増えると人は無意識に呼吸が浅くなることです。
呼吸が浅いと身体は「緊張モード(交感神経優位)」になりやすく、回復力が落ちる。
肩こりが取れない方ほど、実は呼吸の浅さが隠れているケースが多いのです。
③ 巻き肩・猫背が「四十肩」を呼び込むメカニズム
腕は、肩だけで上がっていません。
腕を上げ下げする動作は、肩甲骨・胸郭・背骨と連動して初めてスムーズになります。

【手を挙げる/手を下げる(僧帽筋・三角筋の連動)】
猫背・巻き肩になると肩甲骨は外へ開き、胸郭はつぶれます。
すると腕を上げる時に必要な“滑り”や“回旋”が足りなくなり、肩関節だけに負担が集中します。
- 上腕骨頭が前上方へ詰まりやすい
- 腱板や滑液包に摩擦が起きやすい
- 痛みを避ける動きが増え、さらに固まる
この「炎症→回避→拘縮」の流れに入りやすいのが四十肩・五十肩です。
年齢だけでなく生活姿勢の固定化が強く関わっています。
④ 姿勢が崩れると「体幹の使い方」が変わり、疲れやすい身体になる
体は本来、体幹(お腹・背中・骨盤周り)が安定することで、手足がラクに動きます。
ところが猫背・骨盤後傾になると体幹の支えが弱くなり、首肩や腰が代償して頑張ります。

【筋肉量100とした割合(女性は下半身比率が大きい)】
特に女性は下半身比率が大きく、上半身(首肩)で支え続けると負担が表面化しやすい傾向があります。
「体幹と下半身が使える状態」を作ることが、上半身不調を減らす鍵になります。
⑤ 猫背・骨盤後傾は内臓のスペースを奪う:消化不良→便秘→ガス→腹痛の連鎖
ここからがこの記事の核心です。
猫背・巻き肩は、見た目や肩こりだけでなく、内臓の働きに直接影響します。

【内臓透過イメージ(猫背+挙手しづらい→胸腹部の圧迫)】
前かがみ姿勢になると胸郭がつぶれ、横隔膜の動きが小さくなります。
横隔膜は呼吸の筋肉ですが、同時に内臓を優しく動かすポンプでもあります。
横隔膜がしっかり動くと、
- 胃腸が揺れて動きやすい
- 腹圧が整い、腸の蠕動が促される
- 血流・リンパの巡りが保たれる
しかし猫背で横隔膜が固まると、逆に
- 胃が圧迫され、胃もたれ・消化不良
- 腸が動きにくくなり、便秘
- ガスが溜まり、腹部膨満や腹痛
- 腸の停滞が続き、肌荒れ・だるさ
へと連鎖しやすくなります。
「食事は気をつけているのに胃腸の調子が悪い」方は、腸の問題ではなく“腸が動けない姿勢”が背景にあることも少なくありません。
⑥ 姿勢は血流と巡りを左右する:目の疲れ・頭痛・めまい・咳まで起きる理由
猫背・巻き肩になると首肩周りが緊張し、血流の通り道が狭くなります。
その結果、
- 目の疲れ(眼周囲の循環低下)
- 頭痛(後頭部~側頭部の緊張・血流低下)
- めまい(首の過緊張+自律神経の乱れ)
が起きやすくなります。
さらに胸郭がつぶれると呼吸が浅くなり、咳払いが増える方もいます。
咳は「風邪」だけでなく、呼吸の浅さや胸郭の硬さが背景にある場合もあります。
⑦ 肝臓・デトックス機能が落ちると「疲れが抜けない」体質へ
“デトックス”は気合いではできません。
血流・リンパ・排泄が回って初めて、身体は不要物を外に出せます。
猫背姿勢で胸腹部が圧迫され、横隔膜が動かない状態が続くと内臓循環効率が落ちます。
すると肝臓が担う「処理・代謝」の効率も下がりやすく、
- 疲れが抜けにくい
- だるさが続く
- 寝ても回復しない
- むくみやすい
といった「巡らない疲労体質」に入りやすくなります。

⑧ 女性に多い:生理痛・生理不順・冷えの背景にも「姿勢」がある
骨盤が後傾し下腹部が潰れる姿勢が続くと、骨盤内の循環が落ちやすくなります。
その結果、
- 生理痛
- 生理不順
- 下腹部の冷え
- むくみ
が出やすくなります。
もちろん症状には個人差があり、婦人科的な確認が必要なケースもありますが、整体の現場では「姿勢と巡り」を整えるだけでラクになる方が多いのも事実です。
⑨ 冷えは万病のもと:姿勢から始まる“冷え体質ループ”
冷えは単に「寒い」だけではなく、巡りと排泄が落ちているサインです。
姿勢が崩れる
↓
呼吸が浅くなる
↓
血流が落ちる
↓
排泄が滞る(便秘・むくみ)
↓
老廃物が溜まりやすい
↓
代謝が落ちる
↓
さらに冷える
このループに入ると、肩こり・腰痛だけでなく体調の波が大きくなります。
だからこそ当院では、痛いところ“だけ”を追いかけず、姿勢・呼吸・骨盤・巡りから整えます。
⑩ さくら整体院の視点:首だけをほぐしても根本改善にならない理由
首や肩は「被害者」になりやすい部位です。
頭が前に出た姿勢を支え続ければ、誰でも首肩は固まります。
本当の改善ポイントは、
- 頭が体幹の真上に戻ること
- 胸郭が広がり、呼吸が深くなること
- 肩甲骨が滑り、腕がラクに上がること
- 骨盤が立ち、体幹が使えること
- 内臓が動けるスペースが戻ること
この「土台」を作ることです。
結果として、肩こり・腰痛・四十肩だけでなく、胃腸・冷え・自律神経にも良い変化が出やすくなります。
🫱 今日からできる《気づき》:姿勢チェック(3つだけ)
難しいことは不要です。まずは《気づけるか》が一番大切です。
- ① スマホを見る時、あごが前に出ていないか
- ② 肩が内側に巻いて、胸がつぶれていないか
- ③ 立った時、骨盤が後ろに倒れてお腹が潰れていないか

【骨盤前傾/ストレートネック/正しい姿勢/猫背/骨盤後傾】
この3つが整うだけで、首肩腰だけでなく、呼吸・胃腸・巡りの土台が変わり始めます。
保存版|姿勢由来の不調セルフチェック
| チェック項目 | YESなら要注意 |
|---|---|
| スマホを見るとき顎が前に出る | 首こり・頭痛・めまい |
| 肩が内側に巻いている | 肩こり・腕のだるさ |
| 深呼吸すると胸より肩が動く | 呼吸浅い・自律神経乱れ |
| 食後に胃が重い | 猫背による胃圧迫 |
| 便秘やガスが多い | 横隔膜・腹圧低下 |
| 手足が冷えやすい | 巡り・代謝低下 |
| 腕を上げると詰まる感じ | 肩甲骨連動低下 |
🌱よくあるご質問(FAQ)
Q. 猫背で本当に内臓の調子は悪くなりますか?
A. 姿勢が崩れると胸郭と腹部が圧迫され、横隔膜の動きが低下します。結果として胃腸の動き、血流、リンパ循環が落ち、胃もたれ・便秘・腹部膨満が起きやすくなります。
Q. 四十肩は年齢だけが原因ですか?
A. 年齢要素もありますが、肩甲骨と胸郭の連動低下、巻き肩姿勢の固定化が強く関係します。姿勢改善で予防・回復速度が変わります。
Q. 首だけマッサージしてもダメですか?
A. 一時的には楽になりますが、頭が前に出た姿勢が続けば再発しやすくなります。土台(胸郭・骨盤・呼吸)から整える必要があります。
Q. デスクワークでも改善できますか?
A. 可能です。姿勢の置き直し・呼吸・肩甲骨の可動性を回復させることで大きく変わります。
未病のうちに整える整体という選択
肩こり・腰痛・四十肩だけでなく、呼吸・胃腸・冷え・自律神経まで含めて整えたい方へ。
さくら整体院では、姿勢・巡り・内臓が動ける土台づくりを重視した全身調整を行っています。
▶ 初めての方もお気軽にご相談ください
LINE予約・WEB予約・お電話から受付中です。
監修・執筆:さくら整体院 院長
奈良市で整体・姿勢調整・骨盤ケア・自律神経調整を専門に施術。
臨床現場での姿勢評価・可動域評価・内臓連動評価をもとに、未病ケアと再発予防を重視した整体を提供しています。
※本記事は臨床経験と解剖学・運動学の知見に基づく健康情報です。診断・治療を目的とするものではありません。強い痛み・しびれ・持続する症状がある場合は医療機関へご相談ください。






