諸症状を緩和する前に|身体の治ろうとする力と整体の考え方

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諸症状を緩和する前に|身体の声を聴くという整体の考え方

私たちは、咳が出る、下痢をする、熱が出る、痛みがあると、つい「早く止めたい」「すぐに楽になりたい」と考えます。

もちろん、つらい症状を我慢し続ける必要はありません。高熱、強い痛み、出血、脱水、長引く不調などがある場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

ただ一方で、整体目線で身体を見ていると、症状は単なる敵ではなく、身体が何かを知らせてくれているサインでもあると感じます。

今回のテーマは、船瀬俊介氏の言葉にもある「諸症状を緩和してはいけない」という強いメッセージを、さくら整体院らしく、やさしく現実的に読み解いていきます。

症状は、身体が壊れている証拠だけではない

咳は、喉や気道に入った異物を外へ出そうとする反応。

下痢は、身体に合わないものや不要なものを外へ出そうとする反応。

発熱は、免疫が働きやすい環境をつくるための反応。

痛みは、「ここに負担がかかっていますよ」「これ以上無理をしないでください」という身体からの警報でもあります。

つまり症状は、ただ消せばよいものではなく、身体が何を守ろうとしているのかを見るきっかけでもあります。

もちろん、症状が強い時や長引く時は、専門的な判断が必要です。大切なのは、薬を否定することではなく、症状だけを消して終わりにしないことです。

痛みや不調の奥にあるもの

整体の現場でよく感じるのは、不調の多くが「その場所だけの問題」ではないということです。

肩こりだから肩だけ。腰痛だから腰だけ。便秘だから腸だけ。目の疲れだから目だけ。

そう見えていても、実際には姿勢、呼吸、血流、リンパ、内臓の働き、自律神経、食べ方、睡眠、ストレスなどが複雑につながっています。

たとえば、姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、横隔膜の動きが小さくなります。するとお腹の中の圧力や内臓の動き、血流やリンパの巡りにも影響が出やすくなります。

身体は部分の集まりではなく、全体でひとつの流れをつくっています。

だからこそ、症状だけを追いかけるのではなく、なぜその症状が出る身体になっているのかを見ていくことが大切です。

薬に頼りすぎる前に見直したいこと

薬は、必要な時には心強い存在です。

ただ、つらい症状を一時的に抑えることと、身体そのものが整っていくことは、必ずしも同じではありません。

痛み止め、下痢止め、咳止め、目薬、塗り薬などは、使い方によって日常生活を助けてくれる一方で、頼りすぎると「なぜその症状が出ているのか」を見落としてしまうこともあります。

たとえば、目の充血を抑える目薬も、長く使いすぎることで逆に赤みが戻りやすくなることがあります。痔の痛みを和らげる外用薬も、痛みが強い場合や出血が続く場合は、自己判断で長く続けず相談が必要です。

大切なのは、薬を悪者にすることではありません。

薬で一時的に楽にしながらも、身体が不調を出している背景を整えていくことです。

食べすぎと血流不全という視点

船瀬俊介氏の話の中でも、たびたび出てくるのが「食べすぎ」と「血流」の問題です。

現代人は、栄養不足というより、食べすぎ、飲みすぎ、動かなさすぎ、考えすぎによって、身体の処理能力を超えてしまうことがあります。

胃腸が休まらない。内臓に負担がかかる。血流が滞る。呼吸が浅くなる。姿勢が固まる。巡りが悪くなる。

このような状態が続くと、身体は回復よりも処理にエネルギーを使いやすくなります。

その意味で、食べない時間をつくること、よく噛むこと、夜遅く食べすぎないこと、胃腸を休ませることは、身体にとって大切な回復の余白になります。

ただし、持病がある方、妊娠中の方、薬を服用中の方、体力が落ちている方は、無理な断食や極端な食事制限は避け、専門家に相談してください。

整体で見る「治る力」の土台

さくら整体院では、症状を無理に押さえ込むのではなく、身体が本来持っている回復力が働きやすい状態を目指します。

そのために大切にしているのが、姿勢、骨盤、呼吸、血流、リンパ、腸の働きです。

骨盤が整うと、下半身から体幹への力の伝わり方が変わります。胸郭や肩甲骨が動きやすくなると、呼吸が深くなりやすくなります。呼吸が深くなると、横隔膜が動き、内臓やリンパの巡りにも良い影響が期待できます。

身体は、流れている時に回復しやすくなります。

血液が巡る。リンパが流れる。呼吸が通る。腸が動く。姿勢が楽になる。

このような土台づくりこそ、薬だけに頼らない身体づくりの第一歩だと考えています。

症状を嫌う前に、身体に聞いてみる

不調が出た時、まず大切なのは「なぜ今、この症状が出ているのか」と身体に聞いてみることです。

最近、食べすぎていないか。睡眠は足りているか。呼吸は浅くなっていないか。長時間座りっぱなしではないか。スマホやパソコンで目や首を酷使していないか。ストレスで身体が緊張していないか。

症状は、身体からの小さな手紙のようなものです。

その手紙を読まずに、ただ封を閉じてしまうのではなく、そこに書かれている身体の声を受け取ること。

それが、整体目線で考えるセルフケアの基本です。

まとめ

諸症状を緩和することが、すべて悪いわけではありません。

けれど、症状だけを消して終わりにしてしまうと、身体が出してくれている大切なサインを見逃してしまうことがあります。

咳、下痢、発熱、痛み、目の疲れ、便秘、肌荒れ、むくみ。これらは、身体が「少し見直してほしい」と教えてくれている合図かもしれません。

奈良市のさくら整体院では、姿勢・骨盤・呼吸・血流・リンパ・腸の働きを整えながら、身体が本来持つ回復力を引き出す整体を大切にしています。

薬に頼りすぎる前に、まずは身体の声を聴くことから始めてみませんか。

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